【陶庫のできごと】和室の屋根瓦
5月の末に陶庫和室の屋根瓦が強風の影響で破損してしまいました。
益子の瓦業者が確認したところ、瓦の下に敷かれている土葺き(つちぶき)の老朽化が原因と判明しました。
鬼瓦が落ちてしまいましたが、幸い、夜間であったことから、お客様、スタッフに怪我などはございませんでした。
和室の建物は大正期に建造され、築約100年になります。
今回、鬼瓦が落ちた棟(むね)は「飾り棟」であり、建物の骨格には影響のない部分でした。
瓦の素材が古く、鬼瓦を変えるにしても、現代の素材では違和感が出てしまう可能性があり、お客様とスタッフの安全を考慮し、一旦屋根の棟(むね)を取り外す事となりました。取り外した瓦は廃棄せずに、いつか再生できるように保管しております。
建物が古く、ご迷惑をおかけすることもしばしばございますが、今後もお客様が安心してご来店頂ける店舗づくりを行ってまいります。